ヤドクガエルの生態

Life in the rainforest

小さな体に、
森の戦略。

鮮やかな色、餌から得る毒、そして驚くほど丁寧な子育て。熱帯雨林で生きるヤドクガエルの世界をのぞいてみよう。

生態を見てみる ↓
01 / HABITAT

舞台は、中南米の
湿った森。

ヤドクガエルの仲間は主に中南米の熱帯地域に暮らします。林床の落ち葉の間、湿った岩や植物の上など、種によって居場所はさまざま。小さな昆虫やダニなどを食べ、多くの種は日中に活動します。

「ヤドクガエル」は一種類の名前ではなく、いくつもの種を含むグループの呼び名です。色、毒の強さ、子育ての方法も一様ではありません。

中南米主な分布域。熱帯雨林などの湿った環境に暮らす。
小さな獲物アリやダニをはじめとする小型の節足動物を食べる。
種ごとに違う体色や毒性、繁殖行動には大きな幅がある。
02 / SURVIVAL

目立つ色には、理由がある。

鮮やかな体色は、捕食者への警告として働くことがあります。ただし「派手なら必ず猛毒」とは限りません。

01 / COLOR

警告色

赤、黄、青などの目立つ色が、近づく捕食者に危険を知らせる。色と毒性の関係は種によって異なります。

02 / DIET

毒は食べ物から

野生では餌の小さな節足動物に由来するアルカロイドを皮膚に蓄えます。毒の由来は餌との関係から研究されています。

03 / CAPTIVITY

飼育下では変わる

毒をもたらす餌を食べない飼育個体は、野生個体のような皮膚毒を持たなくなることがあります。

03 / PARENTAL CARE

背中に乗せて、
水辺まで。

ヤドクガエルの子育ては種によってさまざま。多くの種では陸上に少数の卵を産み、孵化したオタマジャクシを親が背中に乗せて小さな水場へ運びます。イチゴヤドクガエルなどでは、雌が水場の幼生に無精卵を与える例もあります。

01湿った場所に卵を産む
02親がオタマジャクシを水場へ運ぶ
03水中で育ち、変態して小さなカエルへ
赤い体のイチゴヤドクガエル
イチゴヤドクガエル|Kai Squires / CC BY 4.0 · 表示時にトリミング